WPHのプロテインとは？【特徴とおすすめをまとめました】

悩んでる人

・WPHのプロテインに興味があるんだけど、初めて使うものだし特徴を理解しておきたいな。
・おすすめのメーカがあったら教えて欲しいな

こうした悩みにお答えします。
ども、筋トレ大好きともにいです！

本記事では、ホエイプロテインの1種であるWPHの特徴とおすすめに関してお話ししていきます。

WPHはWPCやWPIに比べて情報が少ないですが、体への吸収速度が早く、さらに胃腸への負担が少ない優秀なプロテインです。

私は、筋トレ後のプロテインをWPHにしてから、

・お腹の不調を感じなくなった
・筋肉の張りが良くなった

といった変化を感じました。

本記事を参考にWPHに関する知識を付けて、プロテインライフに取り入れていきましょう！

本記事で分かること

・WPHの特徴
・WPHのおすすめ

WPHのプロテインとは？【特徴をまとめました】

結論、特徴をまとめると次の通りです。

WPHの特徴

WPH：タンパク質の分解処理がされた、吸収性の良いプロテイン

メリット：
・吸収が非常に早い→ 筋トレ後の摂取に最適
・乳糖の含有率が非常に低い→ 乳糖不耐症の症状が出にくい

デメリット：
・値段が高い

こんな方におすすめ：
・タンパク質の吸収速度にこだわりたい方
・乳糖不耐症の症状が出やすい方

WPCとWPIと比較していくことで、WPHの説明をしていきます。

補足

・WPC(Whey Protein Concentrate)：濃縮乳清タンパク質
・WPI(Whey Protein Isolate)：分離乳清タンパク質
・WPH(Whey Protein hydrolysate) ：加水分解乳清タンパク質

ホエイプロテインには大きく「WPC」「WPI」「WPH」の3種類があり、大きな違いは乳糖含有率と吸収性です。

乳糖含有量が少ない順で並べると次のようになります。

少　WPH < WPI < WPC　多

つまり、一番吸収されにくいのがWPC、吸収されやすいのがWPHということです。

「WPC」「WPI」「WPH」を比較すると次の通りになります。

WPC・WPI・WPHの比較

	WPC	WPI	WPH
乳糖含有量	✖️ 多い	○ 少ない	◎ 非常に少ない
吸収性	△ 普通	○ 高い	◎ 非常に高い
タンパク質含有量目安	75〜85％	85%以上	70％以上（＊1）
値段目安（1kgあたり）	2,000〜3,000円	3,000〜5,000円	4,000〜6,000円
フレーバ数	◎ 非常に多い	○ 多い	✖️ 非常に少ない
取扱いメーカ数	○ 多い	△ 少ない	✖️ 非常に少ない

＊1：WPHにはBCAA（バリン、ロイシン、イソロイシン）が含まれているため、タンパク質含有量は少なく見える。

□WPCとWPIの比較
そもそもホエイプロテインがどのようにして作られるのかをお話しします。

原材料は牛乳で、牛乳には大きくホエイ（20%）とカゼイン（80%）という乳タンパク質が含まれます。
ホエイは牛乳に20％ほどしか含まれておらず、このホエイをろ過して凝縮したものがWPCです。

WPC製法によりタンパク質含有量は80%ほどになりますが、乳糖が多く含まれています。
WPC製法後に「膜処理」や「イオン交換」といった処理を行なって、乳糖を取り除きタンパク質含有量を90％ほどに高めたものがWPIです。

WPIはWPCよりも処理工程が多い分値段が高いですが、乳糖が少ないので乳糖不耐症の症状が出にくいです。

□WPIとWPHの比較
どちらも乳糖含有量が少ないですが、タンパク質の吸収性を WPIよりも高めたのがWPHです。

タンパク質は体内の酵素の働きでペプチドとアミノ酸に分解されるのですが、WPHにはこの分解処理がすでにほどこされています。
よって、体内で分解する負担が減るため、WPIより吸収性が良く乳糖不耐症の症状が出にくくなります。
ただ、分解処理工程が増える分、WPIよりも値段が高くなります。

値段は高くなりますが、乳糖不耐症が気になる方はWPHを使用すれば症状は出なくなるでしょう。

以上より、WPHは次のような方におすすめです。

WPHがおすすめな方

・タンパク質の吸収速度にこだわりたい方
・乳糖不耐症の症状が出やすい方

WPHのプロテインのおすすめをまとめました【成分・コスト・味で厳選】

結論、WPHのおすすめは次の通りです。

WPHでしたら、この2つから選べば間違いはありません。

WPHは取り扱っているメーカが、調査した限り5社と少ないです。
上記２つは、5社の内下記3点を満たすものを選びました。

・成分が良い
・コストが安い
・味が美味しい

GASPARIとON以外の３社（マイプロテイン、ゴールドジム、ニチエー）に関しては、味に少々難があるためおすすめからは外しております。
もし、気になる方は下記リンクより確認してみてください。

>>マイプロテインのWPHを見てみる
>> ゴールドジムのWPHを見てみる
>> ニチエーのWPHを見てみる

本記事では、GASPARIとONのWPHに関して詳しくお話ししていきます。

GASPARIとONのWPHを比較すると次の通りです。

GASPARIとONのWPH比較

		GASPARI	ON
商品画像
商品名		プルーブンホエイ	プラチナハイドロホエイ
内容量		1.81 kg	1.59 kg
値段		10,990 円	7,900 円
値段（1kgあたり）		6,071 円	4,968 円
フレーバ		バニラチョコレートブルーベリーコブラ	ターボチョコレート
1スクープ		34 g	39 g
成分（1スクープあたり）	エネルギー	120 kcal	140 kcal
	総脂質量	0.5 g	1 g
	飽和脂肪	0 g	0 g
	トランス脂肪	0 g	0 g
	タンパク質	25 g（73.5 %）	30 g（76.9 %）
	BCAA ・バリン・ロイシン・イソロイシン	5.5 g（16.1 %）	8.8 g（22.5 %）
	ナトリウム	100 mg	180 mg
	カルシウム	104 mg	130 mg
	鉄	0 mg	0.7 mg
	カリウム	165 mg	280 mg

表より、コストと成分を比較するとどちらもONの方が優れています。

悩んでる人

タンパク質含有量なんだけど、WPCやWPIよりも低くない？
どゆこと？

と、思われた方多いのではないのでしょうか。

WPHにはBCAA（バリン、ロイシン、イソロイシン）が含まれているため、タンパク質含有量が少なく見えます。

タンパク質は必須アミノ酸（9種）と非必須アミノ酸（11種）で構成されており、BCAAは必須アミノ酸にあたります。

タンパク質は体内で分解されてバリン・ロイシン・イソロイシンなどのアミノ酸を取り出しています。
WPHではすでにタンパク質を分解処理して生成したBCAAが含まれているので、吸収が早いということになります。

つまり、WPHではタンパク質含有量よりもBCAA含有量が多い方が成分的に優れているといえます。

ONのBCAA含有量はGASPARIよりも多く、タンパク質＋BCAAの割合は99.4％になります。

よって、コストや成分重視の方はONを試してみましょう。

ONのWPHを見てみる

一方、GYASPARIはフレーバの数が多いのが特徴です。
チョコレート味が苦手であったり、ONの味が合わなかった方は、GASPARIをおすすめします。

GASPARIのWPHを見てみる

WPHって本当に効果あるの？

私の経験ベースでお話しします。
私はWPHのプロテインを取り入れてから、次の変化を感じました。

・お腹の不調を感じなくなった
・筋肉の張りが良くなった

□ お腹の不調を感じなくなった
私は、WPCを飲むと少量でも乳糖不耐症の症状（お腹の張り、下痢、ゴロゴロ感など）が出て、WPIでは量が多くなると症状が出ていました。
そこで量を多く摂取するタイミングでのプロテインをWPIからWPHに変えたところ、症状が全く出なくなりました。

□ 筋肉の張りが良くなった
筋トレ後のプロテインをWPHにしたところ、WPIよりも筋肉の張りが良くなった感じがしました。
感覚的な部分になりますが、筋トレ後の1番タンパク質を必要とするタイミングに、吸収が早く分解の負担が少ないWPHを摂取することは理にかなっていますので、筋肉には効果が出ているといえます。

日々摂取するプロテインを全てWPHに変えるのは、コストがかかります。
そのためコストを抑えたい方は、より吸収を早くする必要があるタイミング（筋トレ前後など）はWPHにして、その他のタイミングはWPIを摂取することをおすすめします。